9月16日は、マレーシア・デーという祝日だ。 この日に現在のマレーシアが誕生した。 ここでごく簡単にマレーシアの歴史に触れてみたい。
- 1511年のポルトガルによるマラッカ占領後、オランダ、イギリスに支配されてきた。
- 1942年から1945年までは、日本軍が占領した。 日本の敗戦で第2次世界大戦が終わると、再びイギリス領に戻った。
- 1957年8月31日、半島部のマレーシアが独立。この日がマレーシアの独立記念日だ。
- 1963年9月16日、ボルネオ島のサバとサラワク、シンガポールが統合し、現在のマレーシアが形成された。 この日がマレーシア・デーとなる。なお、後にシンガポールはマレーシアから独立。
長い間他国の侵略に苦しんできたマレーシアの人々の思いを考えると、独立記念日や、マレーシア・デーの重みが伝わってくる。
配属先の祝賀行事
マレーシア・デーは月曜日なので、3連休である。 それに先立つ金曜日に配属先のマレーシア・デーの祝賀行事が行われた。 敷地内の短い距離ではあるが、皆でおそろいのシャツを着て、パレードをした。
シャツには大きく「Merdeka」の文字が書かれている。
マレー語で「Merdeka(ムルデカ)」という言葉は、「独立した」という意味で、マレーシアの独立を象徴する言葉である。 パレードの最後には、皆で「ムルデカ、ムルデカ、ムルデカ」と拳を振り上げて三唱した。