しばらく投稿しなかったのは、非常に忙しかったからだ。 今月は配属先のメインの研修会であるレギュラーコースが行われている。 4週間の研修なので、ほぼ8月全部を使っている。 担当するワークショップは、先週の金曜日(23日)から始まり、火曜日(27日)まで計8時間だ。 そのスライドづくりに先月から取り組み始めたのだったが、それがようやく先週の水曜日に終わった。 スライドづくりに1か月、それに情報収集の期間も含めれば約2ヶ月を費やしたことになる。
今回の研修会が初等教育(小学校の教育)であることも一因となっている。 自分は高校の教員経験しかなく、小学校で実際に教えたことがない。 しかし、小学校の数学と高校の数学が全然別のはずもなく、ある程度は小学校の数学も分かってはいた。 しかし、それだけでは不十分なのは明らかだ。 今回の研修会のために小1から小6までの算数の教科書(英語版)を読み、また、ネットで教授法の情報収集も行った。 それは日本だけでなく、シンガポールやヨーロッパの教授法も含む。
本来、私のようなものが小学校教育のプロである参加者に話すような立場にはないのだが、今回の準備の中で逆に自分だからこそ話せるような部分も出てきたと思う。 それは、小学校から大学の数学までの内容を踏まえて、小学校での教育を語ることができたということだ。 小学校の先生は算数のみならず、すべての教科を教えているから、算数のプロではあっても、数学のプロではない。 そこを研修会で補うことができたのではないかと思う。
最初の2時間のワークショップのフィードバックでは、「非常に満足」が66.7%、「満足」が33.3%だったので、ほぼ成功したとみて良いと思う。 明日から後半の6時間があるので、そちらでも同じような評価をしていただけるように頑張りたい。