マレーシア・ペナン島日記

マレーシアのペナン島での生活を通して見たこと、感じたことを発信します

ペナン・ターフが幕を下ろす

ペナン・ターフ・クラブはマレーシアで最も歴史のある競馬場として知られ、約160年ものあいだこの地にあった。

ペナン・ターフとは

正式名称は「Penang Turf Club」だ。 イギリス植民地時代の1864年に設立され、以来、長年にわたりペナンの娯楽と社交の場として親しまれてきた。 地元紙によれば、そのペナン・ターフが2025年5月31日をもって最後のレースを開催し、閉場することになった。

閉場の決定は、クラブの臨時総会で可決されたもので、理由としては主に財政的な問題が挙げられている。 観客数の減少、関心の低下、そして運営の持続が困難になってきたことが背景にあるようだ。

誤解のないように

念のため書いておくが、私自身は競馬を含む一切のギャンブルを行っていない。 マレーシアにはJICAボランティアとして派遣されており、その立場上、ギャンブルに関わることは適切でないと考えている。 したがって、この記事は、あくまでペナンの社会的な出来事として取り上げるものだ。

ペナン・ターフに行ってみた

競馬場の正面入り口は撮影禁止とのことで、写真を撮ることはできなかった。 しかし、近くの幹線道路沿いには看板があり、それならば撮影も良いだろうと思った。 この看板は交差点の角にあり「ミーティング開催日のお知らせ」がメインとなっているようだ。

ペナン・ターフのメイン看板

こちらは、純然とした競馬場のコマーシャル。 騎手や馬の恰好は日本と同じだ。 世界共通なのかもしれない。

レース写真の看板

日本との違い

競馬に対する熱の差は、マレーシアと日本とでかなり異なるように思う。 日本では天皇賞有馬記念といった大レースの開催日にはテレビでも報道され、多くのファンが競馬場に詰めかける。 ストレスの多い日本では、競馬が娯楽と受けとめられ、一定の社会的役割を果たしているのかもしれない。 マレーシアには、日本ほどのストレスが無いことが、競馬に対する興味関心の薄さに寄与しているかもしれないと思う。

残るマレーシアのターフは?

ペナン・ターフの閉鎖により、マレーシアに残るターフはペラ州とスランゴール州の2か所のみとなる。 いずれも伝統ある競馬場ではあるが、将来的にどうなるかは不透明だ。 マレーシアの文化と競馬は、あまりマッチしないのかもしれない。