マレーシア・ペナン島日記

マレーシアのペナン島での生活を通して見たこと、感じたことを発信します

国王誕生日の祝日

6月3日

今日はマレーシアの王様の誕生日で祝日だ。 公式には、マレー語で「Hari Keputeraan Seri Paduka Baginda Yang di-Pertuan Agong」(国王陛下誕生日)という。 この言葉の最後にある「Yang di-Pertuan Agong」(ヤン・ディプルトゥアン・アゴン)が国王のことで、短くアゴンということもある。

マレーシアの王様

マレーシアの王様の決め方は世界でも珍しいと言われている。 マレーシアの13州のうち、9つの州には王様(スルタン)がいる。 ちなみにペナン州には王様はいない。 そのスルタンが集まって会議をして、マレーシアの王様であるアゴンを選出する。 これは慣例的に輪番である。 そして任期は5年。

現在の国王は、ジョホール州のスルタンで、名前をイブラヒムといい、第17代国王だ。 即位は今年の1月31日。 任期が5年なので、次回は2029年に新国王が即位する運びになる。

マレーシアには議会、首相、内閣があり、政治制度は立憲君主制だ。 国王の権限の行使は、基本的に内閣の助言によって行われる。 しかし、近年は政治が不安定化する中で、国王の影響力は大きくなっているという見方もある。

国王誕生日は本当の誕生日?

実はイブラヒム国王の本当の誕生日は11月22日である。 では、なぜ6月3日が国王誕生日なのか? それは、国王誕生日の祝日を6月にすることを法律で定めているからだ。

日本の天皇誕生日は、天皇が変わるごとに変更されるが、マレーシアでは常に6月ということらしい。 これは日本人から見ると珍しいように思われるかもしれないが、イギリスでも国王誕生日の祝賀行事は6月第3土曜日に行われることになっている。 現国王のチャールズ3世の誕生日は11月14日である。 したがって、国王の本当の誕生日と、祝日に定められる国王誕生日が違うことも、ままあるということだ。