マレーシア・ペナン島日記

マレーシアのペナン島での生活を通して見たこと、感じたことを発信します

タイプーサム

2月1日

タイプーサム

タイプーサムはヒンドゥー教の祭りである。 今年は、1月25日がその日だった。

ペナンではこの日が祝日になる。 マレーシアで面白いのは祝日が州によって違うことだ。 タイプーサムはすべての州で祝日になるわけではない。 私が思うには、これは宗教行事に関係する祝日なので、その州の宗教事情によって異なるのではないだろうか。 ペナンでは大きなお祭りが実施されるので、祝日になっているのだと思う。

タイプーサムは、軍神ムルガンを祭る催しである。 ムルガンは邪悪なデーモンと戦った神だ。 それにあやかって、自分にも御利益があるよう、ムルガン神を祭る寺院にお供え物を持ってお参りに行くのである。

お参りする人々

アルルミグ・バラタンダユタパニ寺院

ペナンの寺院は、Arulmigu Balathandayuthapani Temple(アルルミグ・バラタンダユタパニ寺院)だ。 またの名をWaterfall Hilltop Temple(滝の丘の上の寺院)という。

アルルミグ・バラタンダユタパニ寺院

寺院に向かう人々の混雑ぶりがわかると思う。 寺院内部はこんな感じだ。

寺院内部

この人の流れは一方通行になっていて、いったん流れの中に入るとそこから抜け出すことは難しい。 自分もお参りの流れに身をまかせて一回りしてきた。

沿道

寺院の登り口につながる沿道にはたくさんの出店がある。 その中を重い飾り(神輿)を担いだ人、音楽を奏でる人、針を刺して苦行を行う人が寺院を目指す。

短い動画だが、祭りの盛り上がりがお分かりいただけるだろう。 なお、Youtubeやウェブサイトで「タイプーサム」または「Thaipusam」を検索するといろいろな情報が得られるはずだ。

もし、来年のタイプーサムを見たいという人がいたら、沿道の方をお勧めする。 寺院まで階段を登るのは長いし、ひどく混雑するし、暑いのでとても大変だ。 私も来年はそうするつもりだ。