マレーシア・ペナン島日記

マレーシアのペナン島での生活を通して見たこと、感じたことを発信します

マレーシアのLRT

11月4日(土)

LRT

クアラルンプール(以下KLと略す)ではじめての休日はLRT(Light Rail Transit)という電車を試してみることにした。

Wikipediaによると、LRTはその輸送力が地下鉄と路面電車の中間である鉄道を指すとのことだ。 北欧に多いらしい。 日本語では「軽量軌道鉄道」といい、江ノ電など8路線がLRTに相当するそうだ。

今回乗ったLRTは4両編成だった。 ホームドアがあり、ホームから落ちないようになっている。 もちろん、電車が来ると自動で開くのは日本と同じだ。 日本と違うのは、椅子がプラスチックで固いこと、停止するときのブレーキが強いことだ。 そのため、つり革につかまらずに立っていると、よろけそうになる。 日本では満員電車でつり革につかまれない人が多かったから、ブレーキのかけ方が優しくなったのかもしれない。

ホームドア

このホームドアの写真では向こう側に人がいるように見えるが、これは反射しているからだ。 このドアの向こうは線路である。 反射が強くてホームが写っているので分かりにくくなってしまった。

券売機

チケットの自動販売機もある。 だが、これよりも日本のSuicaのようなプリペイド・カードを使う人が多い。 このカードの名前は「Touch'n Go」で「タッチ・アンド・ゴー」と読む。 「アンド」をきちんと書かずに略しているわけだが、これでも長いので「TNG」と書かれることが多い。

タッチ・アンド・ゴー

このカードはSuicaと同様、バスなど他の交通手段にも使える上、駐車場料金、有料道路通行料、買い物などいろいろなものに使えるそうだ。 この写真は今日「Stesen Ampang Park」(アンパンパーク駅、Stesenはマレー語の書き方でステセンと発音、英語のステーションのこと)で買ったTNGカードだ。 使い方は日本と同じで改札の機械にタッチする。

改札機

チャージは駅のKioskやコンビニで行うことができる。 日本では券売機でチャージするが、そこは違うようだ。

マレーシアはモータリゼーションを政策としてきたが、それでもKLは電車網が発達している。 日本の地下鉄ほどではないが、だいぶ便利になってきたという。 LRTだけではなく、南北に長距離列車も走っている。 聞いた話では、日本のように時刻表に沿ってきちんと運行されている。 遅れが普通の国が多い中で大したものだ。

KLCC

今日は、電車に乗る練習ということで、1区間だけ乗り、KLCC駅で降りた。 KLCCはKuala Lumpur City Centreの略である。 Centreがreで終わっているのはイギリス英語のスペルだ。 ここには有名なツインタワーがある。

ツインタワー

この建物は高さ451.9メートルで、ツインタワーとしては世界一である(Wikipedia調べ)。 写真でも分かるとおり、タワーの周りは緑の多い公園となっている。 公園にはこども向けの広場があり、遊具がそろっている。 また、公園内に川が流れていて、木陰にいると涼しくて気持ちが良い。 散歩、ランニングやエクササイズをしている人を何人か見かけた。

ツインタワーの下はショピングモールになっている。 地下2階、地上5階で、日本のイオンにその構造が似ている。 外国の出店も多く、ZARALouis Vuittonの他、日本からは、伊勢丹紀伊国屋無印良品(こちらでは、MUJI 無印良品)などが入っている。 とくに伊勢丹(ISETAN KLCC)は規模が大きく、日本の店舗と同じくらいの面積を持っていると思う。 写真では小さいが、おなじみの「ISETAN」の文字がある。

ISETAN KLCC

KLCCではないが、インターマークにTSUTAYA書店もある。 インターマークはショッピング・モールの名前だ。 コーヒーも飲めて、日本と同じスタイルでやっている。 ただ、日本語の本は見つからなかった。 英語と中国語が多い。 これは紀伊国屋もそうだった。 なぜこの2つの言語なのかは理由があるのだが、また別の機会に書くことにしたい。

電子看板

クアラルンプールは車社会なのだが、道路からよく見えるところに大きな電子看板が立っている。

電子看板

日本では見たことがない大きさだ。 マレーシアのビジネスに対する意気込みが感じらるようだった。