ペナンのチキンライスを2種類紹介したい。
クレイポット・チキンライス
クレイポットは、日本でいえば土鍋がそれに相当する。 釜めしの釜と考えても良い。 クレイポット・チキンライスは米、鶏肉、卵などを入れて作った釜めしのことだ。
醤油ベースの味付けだ。 私は、職場から歩いていける距離のホーカーセンター(屋台街)で食べている。 同じお店でも味が濃いときと薄いときがある。 サイズが大小あり、小さいものが8リンギット50セン(RM8.50)だ。 小さいといっても、その量は昼ごはんには十分だ。
ハイナン・チキンライス
単にチキンライスといえば、これのことだ。 中国の海南島をこちらではハイナン(Hainan)という。 中国出身の方々は、そのルーツによっていくつかのグループに分かれている。 ペナンでは、福建、広東、潮州、客家、海南など、中国の南の出身者が多い。 チキンライスはマレーシアで広く食べられているが、そのルーツは海南島である。
チキンはローストとスチームドを選ぶことができる。 私はいつもローストを頼むが、それもいったん蒸してからローストしていると、だれかが言っていた。
ジョージタウンでたまたま見つけたお店は、海南島出身者の店で、新聞が壁に貼ってあった。
記事の最初にはこう書かれている。
海南からペナンへ。 地元住民によると、中国人移民が持ち込んだ料理はマレーシアの方が美味しいという。
今では「チキンライスはマレーシアの定番料理」ということを記事にしたものだろう。
店主の話では、海南島は素晴らしいところだという。 確かに有名なリゾート地である。 ウィキペディアによると「中国のハワイ」というそうだ。